一般社団法人ChefooDo/シェフード

一般社団法人ChefooDo/シェフード

発足記念式典Event

第一部 記者発表

2018年8月10日(金)
ハイアットリージェンシー東京にて一般社団法人ChefooDoの発足記念式典を開催致しました。当日は約300名のお客様にご来場いただく事ができました。誠にありがとうございました。

1.会長 片岡 護 挨拶

ChefooDoはプロの料理人や料理に関わる仕事をしているメンバーで立ち上げた食の集団です。
食を通じて少しでも社会の役に立ちたい私たちの想いに賛同して下さった方々にご支援をいただき発足式を迎えることができました。
ChefooDoは料理のプロたち、それぞれの想いを一つにまとめて大きな力にすることで社会貢献に繋げていきたいと発足しました。すでに一人一人、食を通じて社会に貢献する活動をしてきました。
ただ、個人の活動では限界があります。そこで、それぞれが今まで活動してきた経験と培ってきた人脈、絆をChefooDoに集結しました。
そして、次世代を担う子どもたちはもちろん、多くの人たちに「食の楽しさ」、「食べられることの幸せ」、 「感謝の気持ち」を感じて頂き食をきっかけに社会の絆が広く強く繋がっていければと思っています。

2.トークセッション

 名誉顧問 服部 幸應(学校法人 服部学園)
 名誉顧問 陳 建一(赤坂四川飯店)
 会員 五十嵐 美幸(中国料理 美虎)

【服部 幸應】

「ChefooDo 3つのテーマの一つである食育意識の推進について」

例えば食品ロスの問題では、外国から日本に入ってきているのは62%で、日本で作られているものは32%、合わせると8277万トンの食べ物があります。そのうちの2774万トンが廃棄され、この中の631万トンは食べられる状態にもかかわらず廃棄されているものです。この現状はもう一度見直さないといけません。ロスを少なくしなくてはいけません。これは農業従事者や漁業従事者が減ってきたことも原因の一つです。そのため、食材をうまく使いながら、もっと仕事として興味を持てる若者も増やしていかなくてはいけません。
食育基本法を2005年に立ち上げました。今では食育という言葉も多くの人がご存知だと思います。しかし、食育とは何かというのは人によって異なります。食育とは食べ方の教育ということです。現在は世界でも食育に興味を持ってくれる人が増えてきました。小学校などでも味覚の教育などを行うようになってきました。我々はこれをもっとカバーできるような何かを行っていかなくてはいけないと思っています。学校給食でもできるだけ国内産のものを使うように目標を立てています。これに合わせてChefooDoもこの活動や食育推進に力添えできるように活動していければと思います。
日本人にとって食は命の根源です。根源に当たる部分をもっと広く若い人たちにも広めていく必要があります。孤食の問題もあります。テレビを見ながら、ゲームをしながら一人で食べる人も増えています。そうすると何を食べたか覚えていません。みんなで食べることで好き嫌いを克服するいい知恵も生まれてきます。このような場をたくさん作っていきたいと思います。食育基本法を大事にしながらChefooDoが推進役として実践する活動の場としてシェフたちには頑張ってもらいたいです。

【陳 建一】

「四川飯店グループが継続的に行っている被災地支援の経験を踏まえて、心を育む食の力について」

被災地支援は現場の方々に迷惑をかけないように現場の方々とコミュニケーションを取ってから行うことが大切です。我々は2~3日しかいけませんが、現場にずっといたらとても大変な場所です。できるだけ現場に負担をかけないで行ける方法を考えています。地元の元気のある方との連携を意識しています。
被災地支援にもチャリティーとボランティアがあり、シェフはほとんどがボランティアです。またチャリティーも大切で、チャリティーでお金を出していただいてシェフがボランティアとして作りに行くという事がとても大切であると思います。地元の食材を使ったりして調理することで微力ですが、お役に立ちたいと思っています。ChefooDoにはメンバーもたくさんいるのでそれぞれが得意な分野で活動し、微力ながら一人でも多くの人に食の楽しさを伝えていきたいです。

【五十嵐 美幸】

結婚、出産してはじめて子育てをして、本当に大変さを感じました。働きながら子育てをするということが現実的に本当に大変で、イライラしたりカリカリすることも増えてしまいました。その中で、少しでも女性が笑っていられる環境を作りたい、毎日の子育て、食事に対して女性が少しでも楽しくできる環境を作りたいと思うようになりました。
また子どもに対しても、食事をすごく考えるようになりました。日本の味覚は財産です。子どもの時から味覚を作るために食事が本当に大切であると実感しています。そして、いろいろな女性の力を借りながら、体はもちろん心の健康を作っていきたいと思っています。女性が楽しく食育ができる、子育てができる環境を作っていきたいです。
そして、日本はまだまだ女性の料理人が少ないです。その中で女性だからこそ、料理人だからこそ活かされる環境を作り、日本の女性の力として変えていきたいと思っています。

3.新メンバーの紹介

この度ChefooDoにタレント・食育研究家として活動している安田美沙子が加入いたしました。母として子育ても行っているため、五十嵐シェフの想いに共感し女子部にも参加していきます。

もともとお料理が好きで、結婚してから、家族のために食育インストラクターの資格を取り、子どもが生まれてからは、離乳食も作るようになりました。家族のために、まったくのゼロから料理にチャレンジし食事を作ってきました。
その食事を子どもが食べてくれて好き嫌いが無くなっていくことや、食卓を家族で囲むことが、 人格形成や子どもの未来に繋がるということを、日々肌で感じています。
食に対する情報がネットには溢れ、どれが正しいのか分からないこともあります。 食育研究家としてプロの方々の技術や知識を学び、働く女性やママ達と力を合わせ、 情報を共有し、子どもの未来を考えて様々な活動を皆さんと行っていきたいと思います。

第二部 発足記念式典

1.会長 片岡 護 挨拶

料理のプロたちそれぞれの想いをひとつにまとめ、大きな力にすることで社会貢献に繋げていきたいと発足致しました。
メンバーは一人一人今までも食を通じて社会に貢献してきました。学校給食や被災地を定期的に伺っていたりします。ただ、個人の活動には限界があります。それぞれが今まで行ってきた経験、培ってきた人脈、絆をChefooDoに集結いたします。次世代を担う子どもたちはもちろん、多くの方に食の楽しさ、食べられることの幸せ、感謝の気持ちを感じて頂き、食をきっかけに社会の絆を広げていければと思います。
料理のプロがたくさん集まりましたが、まだ発足したばかりで微力な団体です。地道な活動を着実な足取りで広げていきますので、これからのご支援、ご協力をお願い致します。

2.名誉顧問 坂井 宏行 ビデオメッセージ

※ビデオ準備中

3.鏡開き

会長 片岡 護(アルポルト)
副会長 野﨑 洋光(分とく山)
田村 隆(日本料理 つきぢ田村)
日髙 良実(ACQUA PAZZA)
脇屋 友詞(Wakiya 一笑美茶樓)
名誉顧問 服部 幸應(学校法人 服部学園)
陳 建一(赤坂四川飯店)
特別会員 中嶋 貞治(新宿割烹 中嶋)

4.メンバー紹介

ChefooDoはこれからも食を通じて社会に貢献してまいりたいと思いますので、皆様どうぞご支援・ご協力をお願い致します。